サポート校と通信制高校の違いとは?通信制高校教員が「名前の誤解」も含めて解説

通信制高校

通信制高校を調べていると、必ず出てくるのが「サポート校」という言葉。「何が違うの?」「両方必要なの?」と混乱しますよね。

キャンパス長として、先に結論をお伝えします。通信制高校は「高校卒業資格が得られる学校」、サポート校は「その通学や学習を支える民間の施設」です。 ただ、この「サポート校」という名前自体が、実は少し誤解を招くと感じています。その本音も含めて、正直に解説します。


サポート校と通信制高校の違い【結論】

まず、一番大事な違いはここです。

種類学校(高校卒業資格が得られる)民間の施設(資格は得られない)
役割卒業資格を出す学習・通学を支える
単独で卒業できるできない

最大のポイントは、サポート校だけでは高校卒業資格は得られないということです。卒業資格はあくまで通信制高校から得るものです。


そもそも通信制高校とは

通信制高校は、高校卒業資格が得られる正式な学校です。レポート・スクーリング・テストで単位を取得し、74単位を満たせば卒業できます。

公立・私立があり、自分のペースで学べるのが特徴です。通信制高校に通うだけでも、高校卒業は十分可能です。


そもそもサポート校とは

サポート校は、通信制高校での卒業を「支える」ための民間施設です。学校ではないため、ここだけに通っても高校卒業資格は得られません。

主な役割は、レポートのサポート、学習指導、通う場所や居場所の提供など。通信制高校とセットで利用するのが基本的な形です。


両者の関係(セットで通うことも多い)

イメージとしては、こうです。

通信制高校(卒業資格を出す)
  +
サポート校(その卒業を支える)

通信制高校に在籍しながら、日々の学習や通学はサポート校で行う——という併用パターンが多くあります。その分、費用は2つ分かかることになります。


【要注意】「サポート校=手厚い」とは限らない

ここが、私が一番お伝えしたい本音です。

「サポート校だからサポートしてくれる」「通信制高校だけだとサポートしてくれない」——これは、誤解です。

実際には、手厚くサポートしてくれる通信制高校もたくさんありますし、逆にそれほどサポートしてくれないサポート校もあります。これは仕組みの違いであって、サポートの手厚さの違いではないのです。

正直な例を挙げると、経営効率を重視して、担任1人あたりの受け持ち生徒数が80人近くいるサポート校もあり、問題視されることもあります。「サポート校」という名前だけで「手厚いはず」と判断するのは、危険なのです。


キャンパス長の本音「名前を変えるべきでは?」

ぶっちゃけて言うと、私は「サポート校」という名前自体が、あまり適切でないと感じています。

「サポート」という言葉が入っているせいで、「手厚く支えてくれる場所」というイメージが先行してしまう。でも実態は、前述の通りさまざまです。

個人的には、実態に合わせて「通信制高校連携校」のような名前に統一した方が、保護者の誤解を減らせるのではないかと思っています。……文部科学省さん、いかがでしょうか?


まとめ

  • 通信制高校=卒業資格が得られる学校。サポート校=それを支える民間施設
  • サポート校だけでは高校卒業資格は得られない
  • 併用すると費用は2つ分かかる
  • 「サポート校=手厚い」は誤解。手厚い通信制高校も、手薄なサポート校もある
  • 名前のイメージで判断せず、実際のサポート内容を確かめることが大切

大事なのは「サポート校かどうか」ではなく、その学校が本当に手厚く支えてくれるかです。気になる学校があれば、資料を取り寄せて、サポート体制を具体的に見比べてみてください。


h2:よくある質問

Q. サポート校だけに通えば高校を卒業できますか?
A. できません。高校卒業資格は通信制高校から得るものです。サポート校は、その卒業を支える民間施設という位置づけです。

Q. サポート校は必ず必要ですか?
A. 必須ではありません。通信制高校だけでも卒業は可能です。手厚いサポートが必要かどうかで判断しましょう。

Q. サポート校なら手厚くサポートしてもらえますか?
A. 一概には言えません。サポートが手薄なサポート校もあれば、手厚い通信制高校もあります。名前ではなく、実際のサポート内容を確認することが大切です。

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