通信制高校を調べると、良いことばかりが目につきませんか?
現場の教員として正直にお伝えします。通信制高校は自由度が高い反面、向き不向きがはっきり分かれます。 きれいごとではなく、メリットもデメリットも本音でお話しします。読み終わる頃には「うちの子に合うかどうか」が見えてくるはずです。
通信制高校のメリット【結論】
結論として、通信制高校の最大のメリットは「自分のペースで、無理なく学べること」です。これまでの学校がつらかった子にとって、これは大きな救いになります。具体的に見ていきます。
メリット①自分のペースで学べる
毎日決まった時間に登校する必要がなく、体調や生活リズムに合わせて学べます。起立性調節障害などで「無理して通う」必要がないのは、本人にとって大きな安心です。
メリット②人間関係の負担が少ない
全日制のように毎日同じクラスで過ごすわけではないため、人間関係の負担が大きく軽減されます。これまで人間関係で疲れてしまった子ほど、この環境に救われています。
メリット③学力を伸ばす仕組みが意外と充実している
これは入学後に「思った以上に良かった」とよく言われる点です。WEB教材や豊富な授業ラインナップなど、学力を伸ばす仕組みがたくさん用意されています。 「通信制=勉強できない」というイメージとは違い、やる気があればしっかり伸ばせる環境です。
通信制高校のデメリット【ここから正直に】
ここからは、体感として感じているデメリットを正直にお伝えします。良い面だけでなく、ここを知った上で選ぶことが、後悔しない学校選びにつながります。
デメリット①部活動はあまり期待できない
正直なところ、多くの通信制高校には体育館やグラウンドがありません。 そのため部活動はかなり消極的になりがちです。「高校で部活を思いきりやりたい」という子にとっては、物足りなさを感じる場面があるかもしれません。
デメリット②友達作りの難易度は高め(ただし…)
これは正直に言うと、デメリットでもあります。それぞれに登校の事情があるため、全日制のように強制的に集団に入る機会が少なく、友達作りのハードルは高めです。
ただし——これは見方によっては大きなメリットでもあります。「無理に集団に入らなくていい」ことに救われている生徒も、本当にたくさんいます。だから一概にデメリットとは言い切れない、というのが正直なところです。
キャンパス長が見た「向いている子・慎重に考えたい子」
現場で見ていて、向き不向きには傾向があります。
入学後も頑張れている子の特徴:
- 「少しでも勉強を頑張りたい」と思っている子
- 「友達を作りたい」という気持ちがある子
逆につまずきやすい傾向:
- 主体性がない子
- 目的意識がない子
自由度が高い分、「自分はこうしたい」という気持ちが少しでもある子の方が、力を伸ばしやすいのです。
そしてもう一つ、正直にお伝えしたいことがあります。お子さんの特性や状況によっては、通信制よりも特別支援学校など、別の環境のほうが力を発揮できるケースもあります。 これは優劣の話ではなく、「合う環境は一人ひとり違う」ということです。迷ったときは、学校や専門の相談窓口に率直に相談してみてください。
まとめ
- メリットは「自分のペースで学べる」「人間関係の負担が少ない」「学力を伸ばす仕組みが充実」
- デメリットは「部活動が期待しにくい」「友達作りの難易度が高め」
- ただし友達の件は、救われる子も多く一概に悪いとは言えない
- 「少しでも頑張りたい気持ち」がある子は伸びやすい
- 合う環境は一人ひとり違う。迷ったら率直に相談を
メリット・デメリットの感じ方は、お子さんによって変わります。気になる学校があれば、まず資料を取り寄せて、実際の環境を確かめてみてください。
よくある質問
Q. 通信制高校でも部活動はできますか? A. 学校によりますが、体育館やグラウンドがないことが多く、部活動は活発でない傾向があります。部活に力を入れたい場合は、事前に学校へ確認しましょう。
Q. 通信制高校で友達はできますか? A. 全日制より難易度は高めですが、できないわけではありません。むしろ「無理に集団に入らなくていい」ことに救われる子も多くいます。
Q. どんな子が通信制に向いていますか? A. 「少しでも勉強したい」「友達を作りたい」など、前向きな気持ちが少しでもある子は伸びやすい傾向があります。

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